蒼天桜花~S.D.KYO Novels

登場人物

彼方の蒼

風雅[オリジナルキャラ]

壬生の中流貴族の出身。ゆるく波打つ黒髪で、鋭い目が特徴的。
訳あって、壬生貴族が住まう居住区ではなく人里離れた山奥で暮らしている。
勝気でひねくれた性格の持ち主ではあるが、腕はハンパなく達つ。
ひしぎの師匠として、木派の修行をつけることになる。

『風雅』ができるまで

 大人ひしぎって、ああ見えて割と気が強いでしょう。「何言っても私の意志は変わりませんから言うだけ無駄ですよ」みたいな空気纏ってるし、「私の主はたいそう心のおやさしいお方のようですね」とかふいにまわりくどい言い方をして核心をついてみたり、死ぬ間際でさえ「どこまでエゴイスティックなんだか」とか「自分で選んだ」とか。この人は相当ひねくれている。こんなひねくれたヤツを作り上げるには、よりひねくれたヤツでないとならない。性格の悪さは一番最初に決定。
 イメージについて。悪魔とか堕天使みたいなのが浮かんで、それをそのままってカンジで。少なくとも、髪はストレートじゃねえなって、なんとなく思い、黒髪のウェーブに。目つき悪いし、口元だけ吊り上げるカンジで笑う人。森の魔法使いみたいなカンジで、きっと訳分からない植物を磨り潰して妙薬作ったりしてるんだぜ。着てるものは袴でいいかってカンジで。あとは大人ひしぎが着ている黒の陣羽織を着せて繋がりを持たせようかと。

名前の由来

 『風雅』…意味は品が良いとか、雅やかであるとか、そんなカンジ。あえて、風貌や性格とは逆のカンジを命名。青蓮の時と同じようにまず関わりのありそうな漢字をいくつか並べて、結果"風"に。これは五行の"木"の五悪なんだわな。そこまで来たらパッと浮かんだのは"雅"という字。植物が芽を伸ばすときとかよく"雅やか"とか言われるし、いいんじゃねえの?って思ったので。
 名付けた後で、せめて戦い方だけは美しくしようと誓った。

イメージイラスト

身長:182cm/体重:75kg